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「超達人店」への道vol.2  【生ビールと瓶ビール】 [超達人キマコの「プレモルで行こう!」]

生と瓶改定.jpg

オープン当時、ビールに関してまるで無知だった私は、
教えられた通りに毎日サーバーの洗浄をし、教えられた理想の注ぎ方を目指しました。
サントリーの営業さんが来て「きれいに淹れていただいてありがとうございます」
とほめていただくようになると(お世辞もあったと思いますが)、
だんだん自信を持って注げるようになりました。

当時から基本的にビールは「ザ・プレミアム・モルツ」の生ビールだけをおいていました。
瓶ビールはメニューには書かず、瓶の希望があればお出しておりました。
その頃の私は、瓶ビールと言うのは家でも飲めるし、飲食店に来たら生ビールの方が
絶対においしいと信じて疑いませんでした。
ところが、生ビールがあるのにあえて瓶ビールを注文するお客様がいらっしゃるのです。
何でかなぁ。お二人で来られてあまり飲まないならともかく
瓶ビールを追加されるのなら最初からおいしい生ビールを注文すればいいのにと
不思議に思っていました。
ある時、はじめて来られた男性のお客様が、注文の際、こんな質問をされました。

お客様 「ビールは誰が淹れるん? あなた?」
キマコ  「はい。私がお淹れします」
お客様 「えーと、じゃあ瓶ビールを2本」
キマコ  「・・・。ありがとうございます。少々お待ち下さい」

なぜあえて生でなく瓶なのか、さらになぜ淹れ手を聞くのか、まったくわからず
もやもやする日々。10日くらいして、またそのお客様がいらっしゃいました。

お客様 「餃子おいしかったからまた来たよ。瓶ビールちょうだい」

どうしても気になって、ワタシ思い切って聞きました。
キマコ  「お客様、お聞きしてもよろしいでしょうか? 
       どうして生でなく瓶ビールをご注文されるんですか?」
お客様 「生ビールはね、店によって当たりハズレがあるんだよね。瓶は変わらないから」
そこで、ワタシ思い切って言っちゃいました。
キマコ  「うちの生ビール、おいしいですよ。毎日私がサーバーちゃんと洗浄してていねいに
       淹れてますから(笑)!」
お客様 「そう(苦笑い)。じゃあ今日は生お願いしようか」
キマコ  「はい! ありがとうございます!」

そのお客様は何杯かおかわりしてくれ、それ以来生ビールを注文してくれるようになりました。
きっとそのお客様は、店主でなくこのねーちゃんが淹れるんなら
うまいビールは出てきそうにないなあと思ったのでしょう。
このことがあって、最初に教えられたサーバーの清掃の仕方でビールの味が変わる
の意味がはじめてわかったのでした。

その人の飲み方や好み、その時のシチュエーションで瓶ビールをチョイスすることは
あって当然だと思います。でも、「生で失敗したくないから」と理由で瓶ビールを選択される
というのは、悲しいことです。ずっと後になって、そういうお客様が結構多いことを知りました。
私たち飲食店はもっと頑張らなければいけません。

生ビールの管理の大切さをお客様から教えられた一件でした。

タグ:超達人店
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「超達人店」への道vol.1  【はじめての生ビール】 [超達人キマコの「プレモルで行こう!」]

四角家店頭白黒300.jpg
やたら大げさなタイトルをつけてしまったが、
このブログで一番書きたかったこと。
「四角家」がオープンしてから昨年「超達人店」の称号をいただくまでの
ビールにまつわる事件やら、日々考えていたことなどを
少しずつ回想して書いてみたいと思う。
お客様はもちろん、ビール会社の方や同業の方にも読んで何か参考になることが
あればいいなと思うし、逆に認識に間違いがあればぜひご指摘いただきたいと思う。

6年前の12月、「四角家」は店を開いた。
私はオープン当時からここで働いている。
オーナーのドン・タニシもアルコールを提供するお店は初めてで、最初のドリンクメニューは
配達していただく酒屋さんに提案していただいた。
ビール会社についてはたかちゃんこと辻社長が当時大阪にいらっしゃった
サントリーのS氏とのご縁もあり樽生ビールとして「ザ・プレミアム・モルツ」を入れることに
なった。S氏は高松のご出身でもあった。
これが、サントリーさんとの最初の出会いである。

開店当日、サントリーの初代担当の通称ルパンさんがビールサーバーの使い方、
注ぎ方からお掃除の仕方までていねいに教えてくれた。
この日から、私がビール担当となった。というか他のドリンクも。
はじめて生ビールを淹れた。
とにかく何もかもはじめてで、特にガスの扱いは怖かった。
ルパンさんはサーバーの清掃でビールの味が変わること
をこんこんと教えてくれた。
サーバーの清掃の仕方で味が変わる!? うわっ、責任重大やん。
と思ったのを覚えている。さらにこの時、開店の応援&お祝いで来てくれた辻社長が
おっしゃった言葉で、完全に私のスイッチが入った。
「うちの店長がビール淹れるんうまいんや。店長が淹れたら必ずおかわりが来る」
サーバーの清掃ばかりか淹れ方でも出方が変わるとな。
ドン・タニシ 「頼むぞ! 頑張ってくれ」
ひえ~。えらいこっちゃ~!
社長にそんな風にほめてもらえる店長さんがうらやましくもあった。
そんなら「四角家」はキマコが淹れたらビールがどんどん出る!にしてやろーやないの。

それが私がビールに真剣に向き合い始めたきっかけで、
「超達人店」への小さな小さな一歩でした。
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もちもちの皮と豚肉感。 「堀久餃子本舗」 [餃子お取り寄せ日記。]

以前「おとりよせネット」でうちと近い時期にモニター審査に登場してた「堀久餃子本舗」さん。
気になったのでお取り寄せしてみました。

堀Q餃子箱.jpg堀Qなかみ.jpg堀Q餃子焼き.jpg

12個入りが5箱で3000円のパーティパック。
真っ赤な正方形の重箱のようなパッケージがなかなかおしゃれです。
餃子が12個ちょうど入る
一見、お菓子のようなパッケージはギフトにも対応できそう。
「堀久餃子本舗」さんは滋賀県のお店。
以前、京都で創作ダイニングをしていた時に裏メニューで人気があった餃子が、その後
表メニューになり、ついに餃子屋として開業したそうな。
餃子に使用しているのは滋賀県の「藏尾ポーク」。
ここの農場では、某有名菓子店のバームクーヘンを
豚くんに食べさせているそうで、パンフレットにもバームクーヘンにむしゃぶりつく豚たちの写真が。
何よりこれがインパクトあった。
豚って確か雑食なんだよね。お菓子屋さんのバームクーヘン食べるって贅沢な豚だなあ。

焼いてみると、確かに粗引きにしてある肉の旨みがよく出ています。
皮は割と厚めでもっちり。
全体にバランス感がよくて食べやすい餃子です。
晩ごはんに家族で食べるのにもってこい。突出した特徴はないけれど、
整ったお味は間違いなく誰にでも好かれる優等生。
そういう意味でもギフトに向いていると思う。

パッケージから素材や味のこだわり。
お取り寄せってこれだから楽しいよね。

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超達人店専用名前入りクリーミーコック来た! [超達人キマコの「プレモルで行こう!」]

超達人コック250.jpg超達人バッヂ250.jpg超達人コック並べて250.jpg
昨日、デザートの杏仁プリンを作っているところへ、タケちゃんが来た。
タケちゃんはサントリーの営業さんで、「四角家」がオープンしてから四代目の担当さんになる。
昨年引き継いでからまだ1年たたないのだけど、誠実でいつも本当に良くしてくれている。

タケちゃん 「日頃から『超達人店』として大変お世話になっておりますことを感謝いたしまして、
        御礼状と名前入りコックレバーをお持ちさせていただきました」
キマコ    「これはこれはごていねいに。ありがとうございます。
        うわー。すごーい。四角家餃子本舗って書いてある!」

四国支店の実藤支店長のお名前が入った丁重な御礼状。
そして、待望のオリジナルコックレバー。
コックのお話は昨年から聞いていたのだが、今年に入ってタケちゃん、名前の件でわざわざ
お伺いをたてに来てくれたことがあった。

タケちゃん 「名前入りのコックの件ですが、支店長の方からの提案で『キマコ』と入れてはどうかと」

キマコ    「そ、そんなのありですか? 」

タケちゃん 「はい、ありです。キマコさんのお名前で入れられては?」

キマコ    「・・・(ちょっと悩む)。いやー、やっぱり超達人店はお店にいただいた称号ですから、
        私の名前ではおこがましいですよ。『四角家餃子本舗』でお願いします」

ということがあったので今か今かと心待ちにしていたコックレバーだったのです。
早速取り付けてみる。ちょっと大きくなった。おおー。すごーい。
黒に白の文字、うちは漢字7文字になるのでちょっとお位牌(なんてことを!)に見えなくもない。
やっぱキマコにしたら良かったかな(笑)。いやいや、やっぱりこれはお店の名前がいい。
コックを触るたびに緊張感とありがたみが感じられます。
一緒に新しい認定章もいただきました。前のはプラスチックだったけど、今回は真鍮です。
シックで高級感あるー。ちょうど前のバッヂの印刷がはげかけてたので早速つけかえます。

頑張っているとごほうびがあるのですね。
桃太郎の犬と一緒で褒美には弱いのです、ワタシ。
キビダンゴ、もらったからには頑張っちゃいます。「超達人店」としての使命を果たさなければ。
今後も、さらに美しく最高においしい生ビールを提供できるよう一生懸命努力したいと思います。

ということで久しぶりにキマコの「プレモルで行こう!」書いてみました(笑)。


タグ:超達人店
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大阪・神戸のカフェ。・・・新餃子は?

年明けから、新しい餃子開発の日々が続いている。
いよいよ4月吉日からの提供に向けて一つ一つ細かい詰めの段階。
急に春らしくなった日曜日、最後の打ち合わせのため、たかちゃんのいる大阪へ向かった。
このブログでも何度も紹介しているが、たかちゃんは「四角家」創始からの主要メンバーで
商品作りの核となる味の部分を担ってくれている。
そのたかちゃんの会社の宅配事業の拠点が最近、新北野に移ったのでそこを目指して
カブト虫号を走らせた。あの橋本大阪市長の出身校でもある名門北野高校からすぐ近く。
近隣駅で言えば最近大火事のあった十三(じゅうそう)駅なのだが、
このあたりは淀川がすぐ近くで本当に静かな住宅街なのだ。
忙しいたかちゃんの貴重な時間を少しばかりさいてもらって近くのカフェまで歩いた。

イリー.jpg店内たて.jpgマウントカフェ.jpg
オムライス.jpgパスタ.jpgレタス炒飯.jpg店内.jpg

たまたま見つけた淀川沿いの「マウント・カフェ」
オーナーさんはグラフックデザイナーもされているらしい。
店内の一部ではアウトドア雑貨も販売している。
静かで趣味のよい大人のカフェだ。ドン・タニシ、カリモクのソファの座り心地がいたくお気に入り。
ランチはパスタ、オムライス、サンドイッチの3種あり、サラダ、ドリンク付きで800円。
ていねいに作られたお料理はとても好感が持てる。ここ、また行きたいなあ。
mt. cafe(マウント・カフェ)
大阪市淀川区新北野1-11-23 ハイム北野B102
電話番号●06-6303-6639
営業時間●11:00~22:00
定休日●毎週水曜


話を新餃子に戻そう。
今回の餃子では皮を新しい皮屋さんに発注する。これまでの珍包や海包と違い、
もっちりというよりパリッとした感じでより薄い皮にするため、餃子の皮専門の業者さんに
開発をお願いした。あんの中身もごはんよりアルコールが進むものに。
ハイボールの炭酸と合うように、特に白州森香るハイボールに合うように
ちょっぴりスパイシーで肉の旨みもガツンとくるように。
オンメニューにするための最終的な詰めを決めていく中、
たかちゃんは今後の提供の仕方や展開など貴重なアイデアも出してくれ
我々は新餃子のヒットを確信するのだった。

いいお店と出会えて話も進み、
大阪の成果をいっぱい積んで、ドン・タニシが向かったのは神戸。
以前、神戸に行った時に「GREEN HOUSE シルバ」というカフェに寄ったのだが、
その後、その店に姉妹店「GREEN HOUSE アクア」があることを知る。
ドン・タニシ 「シルバに行ったらアクアも行っとかな」
という軽いノリで今度大阪に行く機会に行こうとしていたのだけど、さらにその後、
同カフェが「超達人店」の認定を受けていることを知り、行くことは確実になった。
磯上通り。店はすぐ見つかった。
店の作りはシルバと良く似ていた。古い雑居ビルを改装して、といっても壁も床も天井も
塗り替えることもなく、ほぼはげたまんまにソファやグリーンを配置して、
ライトをかなりアンダーにして雰囲気を出している。
お金をかけず逆にそれが他にはない空間を作り出しているところがすごい。
いや、何よりすごいのは集客。地下や上のフロアを入れると結構な席数だと思うが
お客さんでいっぱい。高松と比べちゃいかんね。
キマコ 「超達人のプレミアムモルツお願いします」
現れたのは7:3に注がれた生ビール。ここは超達人専用グラスは使っていないみたい。
きめ細かい泡、透明感のあるビール。ふわっと広がる感じ、うまーい。
実は他店の超達人ビールを飲むのは初めてだ。
夜仕事をしていると、なかなか他の店に飲み行くことがない。
こんなに大型店でビールの品質や注ぎ方を管理するのは大変だろう。
キッチンそばにめちゃめちゃビール樽が並んでいるのを見て愕然とする。
カフェとは言え、夜はダイニングバー使い。確かにビールがどんどん運ばれている。
たまにはよその店に行くのもいろいろ発見があっていいものです。

アクア店内.jpg超達人ビール.jpgカフェラテ.jpgブルーベリーフランべ.jpgアクア外観.jpg
GREEN HOUSE Aqua(グリーンハウス・アクア)
住所●神戸市中央区磯上通4-1-25
電話番号●078-262-7077
営業時間●11:00~24:00
定休日●無休

結局、撮った写真を集めるとカフェめぐりみたいだけど、
大丈夫。ちゃんとお仕事はしてきてますから。
新しい餃子を登場させるタイミングで、少しフードメニューとドリンクをリニューアルします。
4月になったらできるだけ早く登場させれるよう、急ピッチで準備を進めています。
みなさんもう少しだけお待ちください。
完成したらもちろん、すぐブログかfacebookでお知らせします。お楽しみに。


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ひとくち餃子発祥の店に敬意を表して。「天平」 [餃子お取り寄せ日記。]

昨年末から、いろいろとお店の改善計画を遂行している。
実はその第3段で、久しぶりに新しい餃子を登場させようと開発中なのだ。
今回の餃子は通販用ではなく、実店舗でビールやハイボールとともに
おいしく食べていただくひとくち餃子というのが基本のコンセプト。
既にだいたい構想は決まっていて、現在細かい部分を詰めているところだ。

天平箱.jpg天平生.jpg
●生ひとくち餃子 30個入り 1800円

そんななか、大阪・北新地でひとくち餃子発祥の店と言われる「天平(てんぺい)」さんが
通販をやっていることを発見。生でお取り寄せしてみた。
ドン・タニシ、以前北新地の本店で食べたこともある。
ひとくち餃子と言えば、関西圏に多く、流通の量や知名度では「点天」が有名だが
「天平」は「点天」よりも20年以上前の昭和30年の7月に創業している。

タニシ 「おおー、俺の生まれた日のひと月後やないかー」

ドン・タニシとともに歩んだかどうかはさておいて
「天平」はまさにひとくち餃子発祥の店なのである。
これは敬意を表していただかないと。

天平焼き上げアップ.jpg 皮は結構薄い。これが焼き上げるとカリカ
 リになって食感が小気味よい。
 ひとくちのサイズも皮とあんのバランスも
 ちょうど良くて、ちょっとピリッと胡椒がくる
 あたり、ビールがすすみそう。
 にんにくは使ってないかわりにニラが
 アクセントになっている。
 さすが、ひとくち餃子の元祖だ。


30個を2回にわけて焼いた。最初はマニュアルを見ずにドン・タニシなりの焼き方で
少し油をしいて、2度目は付属のパンフレットの焼き方通り、油をまったくしかず
余熱で裏面も軽く焼いた。
同じものが焼き方でこんなに変わるのか!
変わるんです。これが。
片面しか焼いてない餃子は皮のもっちり感も楽しめ、胡椒はちょっとピリッと
というくらい。両面焼きの餃子はもっちり感はほとんどなく全体にカリカリとした感じで
より酒のつまみっぽくなった。乾いた感じはちょっとチヂミのよう。
こちらの餃子はあんの中にラードが練りこまれてあるので
油を全くしかなくても焼いているうちに中のラードが溶けて外にもれ、
皮がカリカリに焼けてしまうのだ。しかもラードと一緒にあんの中の胡椒も外にもれ
軽く焦げた胡椒が両面焼きした時に皮の裏面に付着するので、
焼けた餃子は結構辛くなっている。

タニシ天平150.jpg いろいろ発見があるからよそ様の餃子を食べてみるのはおもしろい。
 本当に勉強になります。
 来週は「たかちゃんの焼豚」でおなじみのたかちゃんが
 「四角家」に来店。
 たjかちゃんは「四角家」の味の心臓部分を担当して
 もらっている心強い仲間です。
 来週一日お休みをいただき新餃子の
 重要な開発ミーティングを予定。
 開発の様子はまた後日ブログでお伝えできると思います。
 「四角家」の新しい餃子、お楽しみにお待ちください。
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2014年の「四角家餃子本舗」。 [タニシノコトバ]

鉄人28号を前にピース下カット.jpg  2014年は初心に戻る。

 なぜ、大晦日に鉄人28号!?
 気に入っているからだ。鉄人28号は
 子供の頃のヒーローだった。その昔、
 ばーちゃんが鉄人28号のおもちゃを買ってくれ
 なかったことを恨みに思っているわけではある。
 おもちゃが買える大人になったが、
 流石にこんな大きな鉄人は買えない。

 5年目、6年目と通販事業の拡大を目標に
 取り組んで、モールに頼らず販売するメドは
 ついたが、その分イートインがおろそかになって
 いたように思います。
 2013年はサントリーさんより「超達人店」の
 称号をいただきました。称号そのものより、
 それによっていろんな出会いがあり、
 人のつながりの大切さを再確認できたことが
 何よりありがたく思った一年でした。
7年目はよりたくさんの方にお店に足を運んでいただけるように、きてくださったお客様により満足していただけるように、初心に帰って取り組んでいこうと思います。  

  【 2014年の営業案内 】
新年は1月3日から営業する予定です。
が、2日はご予約があれば営業しますので、遠慮なくお申し付けください。
2014年もよろしくお願いします。

タグ:年末の言葉
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香川の月刊子育て情報誌 『ワイヤーママ』創刊!

ワイヤーママ.jpg
●『ワイヤーママ香川版』 コトデン各駅、県下保育所などで無料配布。毎月14日発刊

今日は昔の仲間が新しくメディアを創刊したのでご報告を。
小さな子供さんをお持ちのお母さんに耳寄りな情報です。
特に初めてお母さんになる方はいっぱい情報が欲しいもの。
子供が具合の悪い時はどんな病院に行ったらいいのか、子供連れでも楽しくお食事ができる
お店は? 子連れで遊びに行けるイベントは? 子供のことで相談したいなどなど。
そんなお母さんに毎月読んで欲しいフリーペーパー『ワイヤーママ 香川版』
12月14日創刊になりました。創刊号ではぜひ読んでおきたい「冬の感染症対策」をはじめ、
年末年始のお出かけスポットやイベント情報、そして「四角家」の焼豚ロールスライスパックを含む
豪華賞品が抽選で当たる新創刊記念プレゼントもあります。
巻末には、今月の救急ダイヤルのページがあるので、イザという時手元にあると大変便利です。

編集長の佐伯さんはご自身双子の男の子のお父さん。
聞くところによると「授乳以外は全部できる」というスーパーパパなので
実体験のなかで苦労したことこと助かったことなど本当に役に立つ情報を
掲載してくれると思います。なので、何かお困りのこととか、逆にこれが良かったよという
ことがあれば、ワイヤーママ香川版編集室 kagawa@wire.co.jp までどうぞ。
皆さんの声がさらに充実した誌面を作ります。

新しいメディアを立ち上げるというのは楽しいけれど、本当に大変なこと。
佐伯編集長の勇気を応援したいと思います。
「四角家」にも置いてますので、ご希望の方はご自由にお持ち帰りください。

●ちなみに「四角家」、本年は12月30日まで営業いたしております。
駆け込み忘年会のご予約、並びにお持ち帰り餃子・焼豚のご予約もお早めに。 焼豚ロールの年内予約製造分残りわずかです。おせち用焼豚ご希望の方お急ぎくださいませ。
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笑う店と書いて「笑店」。誰もが笑顔になるラーメン屋さんです。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ドン・タニシ 「なんか福一さんとこのらーめん食べとなったのー。
         ちょっと定休日と営業時間調べてみてくれんかのー」
キマコ    「検索検索。あ。facebook してる。なんかメニュー増えてますよ」
タニシ    「うそー。それ行かないかんでないか」

思い立ったら、もうその口になるタニシであった。
福一さんとこ、というのは、以前にもブログで紹介した「らぁめん工房笑店」のこと。
昭和58年に高松市内で創業してから、手作りにこだわったらーめん、餃子を作り続けている店だ。
「らぁめん工房笑店」は2年ちょっと前、三木町の工場の隣にできた、現在唯一の直営店。
前に食べに行ったのは2年前だ。あの頃はわずか7席で、らーめんは2種類だけだったが、
その時衝撃を受けた味が、ドン・タニシ、いまだに忘れられない。
久しぶりに行ってみると、隣の工場の事務所だったところが客席になって広がっていた。

出迎えてくれたのは、二代目ケンタロウ氏とその美しいお姉さま。
現在はご家族+工場のスタッフ総出で切り盛りされていた。なので厨房スタッフは工場服だ。
顔しか露出していないのに、なんとなくアットホームな雰囲気がするのは
皆さんの気持ち(意識)のせいだろうか。

まずは券売機で食券を買ってカウンターに出す。
後は、隣の客席で待っていればテーブルまで持ってきてくれる。

笑店でタニシ.jpgごとうさんへ.jpg焼豚玉子めし.jpg
●笑店そばを食べてご満悦のドン・タニシ。                   ●焼き豚玉子めし (並)580円

こってり.jpgまぜそば.jpg
●コッテリ醤油らぁめん   500円                  ●まぜそば  600円

らぁめんは種類が増えている上に、定食まである。
券売機の前で迷った挙句、「笑店そば」と「コッテリ醤油らぁめん」「まぜそば」
「ギョーザ」をチョイスした。
以前食べてドン・タニシが衝撃を受けた時のらーめんとは変っていたが、
笑店のらーめんはさらに進化していた。
ちょっといびつな器がいい感じの「笑店そば」はあっさり醤油スープで麺が中太のちぢれ麺。
この麺もちもちしてすごくおいしい。
もちろんのことながら、麺もスープもチャーシュー、メンマに至るまですべて手作りである。
「コッテリ醤油らぁめん」はとんこつベースの細ストレート麺。細いけれどコシがある。
特筆すべきはスープによって麺だけでなくチャーシューまで変えてあること。
あっさりにはももを、コッテリには豚バラのチャーシューを。
これ、実際に食べてみるとそれが合うことが本当によくわかる。
すべてがちゃんと計算されてていねいに作られてる、やっぱりすごい。
汁のない「まぜそば」はがっつりだけど、まぜると複雑な風味がホワッとくる。
タマゴがまざるとカルボナーラみたい。

実は、この日3種類のらーめんを食べたが、制覇せずにはいられないタニシ、
2日後、台風27号接近中の雨の中、再び「笑店」まで車を走らせたのだった。

二代目.jpg笑店そば350.jpg
●二代目ケンタロウ氏。           ●笑店そば    500円
らーめん定食.jpg餃子.jpgからあげ.jpg
●らーめん定食 680円                  ●肉ギョーザ (5個)260円     ●若鶏のから揚げ (5個入り)390円

この日は「らーめん定食」と「焼き豚玉子めし」と「若鶏のから揚げ」を。
今週のらーめん定食は中華そばとごはんとギョーザと昆布の佃煮とサラダ。
これで680円とはお得です。この中華そばは昔ながらのシンプルなそばだ。
実はタニシ、こういうシンプルなスープは好きなのだ。
はじめて食べる「焼き豚玉子めし」。とろっとろの目玉焼きをつぶしてまぜながら食べる。
タレを好みで調節でき、意外にあっさりなのがいい。
から揚げも下味が控えめで肉が柔らかい。外側も衣が薄めで柔らかいので女性にも
食べやすい。サイズも小ぶりにカットしてあり一口か二口くらいで食べられる。
すべてのメニューに言えることだが、そういう細かい配慮が随所随所に感じられて
食べていて心地よいのだ。

今回は社長ご夫妻にはお会いできなかったけど、久しぶりにおいしい「笑店」の
らーめんがいただけた。やっぱりひとつひとつきちんと作ったものはいいですね。
らーめんもから揚げもギョーザも上品です。
作る技術はもちろんすごいのですが、メニュー一つ一つに愛情がある。
そんなお店が最近少なくなりました。今後の二代目の活躍に注目です。

外観.jpg らぁめん工房 笑店
    住所●木田郡三木町氷上14‐1
 電話番号●087-898-2917
 営業時間●11:00~14:00
  店休日●火曜
 ※メニューなど最新情報はfacebookをチェック!

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サントリー美術館コレクション「たのしむ日本美術」行ってきました。 [超達人キマコの「プレモルで行こう!」]

店が休みの日曜日、サントリー美術館コレクション「たのしむ日本美術」を観に
香川県立ミュージアムに行ってきました。
10月5日から始まったこの展覧会では、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館から
珠玉の日本美術コレクションが展示されています。
この貴重な作品群を一人でも多くの人に観てほしいと思い、このレポートを書いています。
学芸員さんのような学術的な説明はできませんが、
私の感想で行きたいなと思ってくれればうれしいなと思います。

尾形乾山350.jpg
●尾形乾山作・尾形光琳画 「銹絵雪景富士図角皿」  乾山は光琳の弟。色紙をかたどった器は陶工である乾山の真骨頂。兄の絵付けによる共作も少なくない。

まず、今回の展示のことをお話しする前に、サントリー美術館のことを少し。
サントリー美術館は1961年に設立。文化事業の一環としてサントリーの創業60周年を記念して
発案されたそうです。古美術を扱う美術館の多くが戦前の実業家の収集品であるのと異なり、
戦後に一つのテーマを持ってゼロから収集されたコレクション。
「生活の中の美」をキーワードに伝統にとらわれない収集と企画展示をしている、
ユニークな美術館です。
サントリーという企業は早くからメセナに取り組んできた企業ですが、
音楽ホールとして世界的にも評価の高いサントリーホールといい、サントリー美術館といい、
表面的な社会貢献ではない、文化への本当に深い造詣を感じます。

タニシ.jpgキマコ200.jpg
●東海林太郎? いえ、ドン・タニシです。

今回の特別展は、瀬戸内国際芸術祭2013連携事業として開催されるものです。
サントリービア&スピリッツ(株)四国支店の実藤支店長が浜田香川県知事に直接ご提案して
実現しました。実藤支店長は思いついたことを自らどんどん実行される方で、
私などが言うのも失礼ですが、大胆な行動力をお持ちかと思えば、
私ども飲食店にもいろいろ配慮してくださり、ブログにコメントまでくださるなど
本当に大胆かつ細心なリーダーです。決して「よいしょ」ではないのですが、
こういう支店長さんがいるからこそ我々取扱店もがんばらないと!と思うのです。

うどん300.jpg
●「四条河原風俗図巻」一部  当時のうどん店の様子。おっちゃんが生地をのばして、おばちゃんがカットしています。

さて、前期展では5つの章に分けて78点の絵画や工芸品が展示されています。
「もてなす 器の美」
「祝う 歓びのかたち」
「愛でる 和ガラスの煌めき」
「しつらう 空間の彩り」
「装う 女性たちのモード」
重要文化財や誰もが知る著名な作家の作品から無名の作品までありますが、
テーマごとの展覧がとてもわかりやすくて、古美術はあまりよくわからないという人にも
純粋に日本美術をたのしめる並びになっています。
中でも私が一番興味深かったのは、江戸時代の吉原や京都の四条河原を描いた風俗画。
遠近感の微妙な俯瞰で描かれた図巻もので、三味線をつまびく遊女やら、客がとっとと
寝てしまってひとり泣き崩れる遊女やら、各部屋ごとの情景がまるでドラマのように
描かれています。特にどんちゃん騒ぎしている部屋の様子が障子越しの
シルエットでぼおっと浮かび上がる描写はすばらしい。

また、街の様子が描かれたものでは、人々が楽しそうに踊っている傍らに
乞食が座っていたり、庶民の親子連れがいたり、いずれも表情が豊かで臨場感が
半端ない。一つの絵の中に、その名の一人一人に物語があるのです。

化粧箱.jpg
●「燕流水蒔絵化粧箱」 明治時代 19世紀後半の作品。 今でこそメイクのプラスチックケースは当たり前だが、こんな頃にこんな立派なものが。

また、漆器や女性が使う櫛や化粧箱などの工芸品も本当に美しい。
デザインが美しいだけでなく、やっぱりひとつひとつに物語や情景が見え隠れする。

久しぶりの展覧会で、改めて日本人の感覚、技術はすごいと思いました。
写真やビデオ、現代は誰でも簡単に情報が発信できて伝えられるけれど、
ツールがない時代の方が豊かじゃないか。

純粋に感動できる古美術コレクションです。
展示替えする後期展も、もちろん行きます。
みなさんも、コレクションの中に物語をたくさん見つけに行ってください。

 たのしむ日本美術ポスター.jpg瀬戸内国際芸術祭2013連携事業
 サントリー美術館コレクション 「たのしむ日本美術」

    会期●2013年10月5日(土)~11月17日(日)
     ※期間中展示替えがあります。
    前期●10月5日~10月27日、後期●10月29日~11月17日
 開館時間●9:00~17:00
    会場●香川県立ミュージアム
   休館日●月曜
   観覧料●一般1000円、高校生以下無料
  開催要領及び、記念講演会の申し込み



タグ:美術
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