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ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記 ブログトップ
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連日行列のパティスリー。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ドン・タニシ  「たまにはルーヴでも行ってスイーツでも食うか」
「ルーヴ 」と言えば、今や高松を代表する洋菓子店。
ここ空港通店は連日お客さんが並ぶことで知られる。
昨年秋、和スイーツのコーナーができてから行っていなかったので気になっていたのだ。
キマコ  「ではランボルギーニー・キマコ号で行きましょう」
ラパンやないか。
キマコ  「……。名前をつけるのは自由だ!」
この日の「ルーヴ」は3月の日曜とあってか、いつもにも増してものすごかった。
なかなか駐車場にとめられず、第3駐車場まで行ってやっととめられた。
1階の売り場は行列で人だらけ、2階のカフェも満席だ。「タニシ」と名前を書いて順番を待つ。

ルーヴ いちごワッフル.jpg ルーヴオペラ.jpg

●いちごのワッフル750円とsetのアイスカプチーノ400円   ●カシスのオペラ400円(カフェ限定 )


来た来た。うまそうなワッフルと、おもしろい形のオペラ。
ドン・タニシ  「さあ食うぞ! うーむ。 キマコ君、これは焼き立てか?」
キマコ     「………。今焼いたのではないと思われます。最近ボス、なかなか厳しいですね」
ドン・タニシ  「 だって焼きたて楽しみに来たのに違うかったら反則でないか」
ドン・タニシ、餃子だけでなくケーキにも一考ある。
昔カフェをしていたこともあり、スイーツ系のものはいろいろ試しているのだ。
以前、平日にワッフルを食べたときにはそんなことはなかった。
焼きたてだったし、生クリームにも少し洋酒を加えていて、
さすが専門店のスイーツと思ったのだけれど…。
ルーヴ タニシ君.jpg
日曜日のこの行列をさばくにはやむをえないかもしれない。
ちょっと残念。
オペラの方もドン・タニシを感動させるだけのキレがなかった。
普通のカフェで出てくるスイーツなら申し分ないのだけれど、
人気のケーキ屋さんのカフェと期待を膨らませていただけに、
うれしそうに食べているけど、ちょっとがっかりやの~の表情→。
「ルーヴ」には知り合いもいたので、この忙しさの中では
会えないだろうと思いながらもスタッフの方に聞いてみたら
お休みだった。連絡を取りたかったのでメッセージを残して帰る。
Yさんお元気ですか? キマコがお電話待ってまーす。
お土産に件の和スイーツも買って帰る。
和と言っても、やっぱり和菓子店のそれとは違う。
ドーナツはやっぱりルーヴの味がする。
このはちみつを練りこんだ 生地の焼き菓子は味に記憶がある。
むしどらは甘さひかえめ、ふんわりしていてぺロッと食べてしまう。

ルーヴ 焼ドーナツバック黒.jpgルーヴ どら焼き.jpg
●ルーヴの焼ドーナツ 126円                  ● むしどら焼 189円

ドン・タニシ  「やっぱりルーヴは和三盆手巻きやの」
キマコ     「あれは名作ですね。うちの子(餃子)たちも早くメジャーデビューさせましょー」
ドン・タニシ  「 モーニング娘やないんやから。安売りはせん。うちの嵐は大事に育てなあかん」
ボス、5つってことは、そういう意味だったんですかーっ!? 
ええと、翔君が海包で、ニノは牛包? マツジュンは??? 珍包? 福包
キマコ     「もうー誰かとめてー」
ドン・タニシ  「 ♪とまらない列車に~乗ってしまったの~♪」

菓子工房 ルーヴ 空港通店
   住所●高松市鹿角町290-1   
   電話●0120-869-787
営業時間●9:30~19:30 
  定休日●水曜 (カフェのみ)  
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南美術館通りのイタリアン。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ついに麺フェスタ第4弾。うどんそばラーメンときたので、最終章はパスタでシメることに。
キマコ    「なんかいつのまにか始まったと思ったら…」
ドン・タニシ 「今回は最終章にふさわしい、イタリアンじゃ。
         BIANCO(ビアンコ)に行くぞ!」
キマコ    「おおー! ボスも今日は気合が入ってますね。もう掃除終わっとるし」

南美術館通りにある「ビアンコ」は高松では草分け的なイタリアンのお店。
ここのビルのすぐ裏が四角家だ。
今の「渡海屋」がある場所から現在のビルに移ってからでももう15年くらいになる。
シェフの井根さんとマダムのお二人でずっとお店をされているのだが、シェフの洗練された腕と
お店の気取らない雰囲気、知的でクールながら物腰の柔らかい感じのマダムにファンは多い。
ご夫妻は今でも毎年ヨーロッパに行って本場の味を常に研究している。

ビアンコ ペスカトーレ.jpgビアンコ田舎風.jpg
●ペスカトーレ                   ●八百屋風ちょい辛トマトソース

パスタランチは、ペスカトーレ、カルボナーラ、八百屋風ちょい辛トマトソース、
フリッジのトマトソース、きのこ入りミラノ風リゾットの5種類の中から選べる。
どれもうまそうで悩んだ挙句、上の2種をチョイスした。
これにサラダ、パン、スープがついて840円、さらにデザート、コーヒーがついて1050円。

まず、白い貝のお皿にのって出てきたペスカトーレ。
魚介の旨みがワインの風味と共によく引き出されていて、それにさっぱりとしたトマトソースが
からむ。ごくシンプルですっきりとしたペスカトーレなのだ。
一方、八百屋風の方は野菜の甘みがトマトソースによく出ていて、チーズとからむことで
辛味がマイルドに、しかも深みのある味に。
同じトマトソースを使っても、素材や料理法によってこんなにも表現が違うのですね。
スープも豆類のたくさん入ったミネストローネで、とっても健康的。
このレベルの料理でこの値段はかなりリーズナブルじゃないでしょうか。
夜のコースは3000円~。興味深い単品もたくさんあるのでワイン好きな食通には
たまりません。男性ファンも多いようですよ。

ビアンコ ケーキ.jpg
●食後のチョコレートケーキとコーヒー。

デザートのチョコレートケーキもうまい。アングレーズソースでよりマイルドに。
ランチデザートのケーキも手を抜かないところがすばらしい。

ビアンコdeキマコ.jpg
●デザートのチョコレートケーキを食べるキマコ。後ろに小さく写っているのがマダム。

本当はシェフとマダムのお写真を撮らせていただきたかったんだけど、ランチタイムということで
お客様が絶えない。お忙しそうなので断念しました。
ドン・タニシ  「しかしお洒落なご夫妻やのー。特にマダムの垢抜け方は流石の俺でも負けるのー」
色が白くてお肌がほんとにきれいなマダム。佐伯チズもびっくり!
お二人ともめちゃくちゃお洒落なのに、それがごく自然でかっこつけてないところが
またカッコいい。高松にはなかなかいないタイプです。

永年続いているお店は、味も人も素敵だ。
とつくづく思うメダカであった。

ビアンコ 店内.jpg
Cucina Italiana BIANCO(ビアンコ)
   住所●高松市鍛冶屋町1-3 ケイズギャラリー3F
   電話●087-822-3055
営業時間●11:00~15:00、17:00~22:00
  定休日●月曜
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うどんの聖地で釜玉らーめん。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ドン・タニシ  「今日は雨が降っとるけん、はまのさんとこのらーめんでも行っか」
キマコ     「なんで雨だとはまのさん何ですか?」
ドン・タニシ  「……。なんとなく」

はまの入り口.jpg
「はまのさんとこ」とは、説明するまでもない「讃岐らーめん はまの」である。
店主の浜野裕(ひろむ)さんは、ホテルや中華居酒屋の料理長などを歴任した後、
数年前、自らの店「讃岐らーめん はまの」を開店した。
ドン・タニシがサラリーマン時代からの知り合いだ。
当時、彼は東バイパスにオープンしたばかりの「来来餃子房」の料理を担当していた。
中華スタイルの斬新な居酒屋で、お洒落な雰囲気が女性客にうけて人気の店だったが、
何より料理がうまかった。
100席を越えるような大型の居酒屋であの味を保っていたのは、料理人の裁量なのだろう。
何度かリニューアルしながらその店はなくなってしまったが、
ドン・タニシは今でもオープン当時の「来来餃子房」は好きな店のひとつだ。

はまの 焼餃子.jpgはまの大根餃子.jpg
●焼ぎょうざ(5個入り)330円        ●大根しそぎょうざ(5個入り)380円
しっかり味がついているのでタレはいらない。右は大根おろしとしそがトッピングされた大根しそぎょうざ。

国道11号線沿いの「麦」というドライブインから南へ曲がり、さらに農道的なわき道を少し入ると
見えてくる。古民家の納屋を改装した趣のある店構え。
ここの名物は何といっても「釜玉らーめん」だ。
「釜玉」といえば、讃岐うどんの独特のスタイルとしてもはや全国区なのだが、
それをらーめんでやってしまうという大胆な発想。
こういうのは概してイロモノになりがちなのだが、そこはさすが中華の職人。
お見事にオリジナルらーめんとして完成させてしまった。
うどんの聖地で釜玉らーめんとは、なかなか攻撃的な人である。

はまの 釜玉ラーメン.jpg
●さぬき名物 釜玉らーめん520円

麺の上には、一目見て明らかに新鮮な卵に刻み昆布、メンマ、ネギなどがトッピングされている。
これを一気に下にあるダシと麺とにからめてから食べる。
これがまた細めのちぢれ麺によくからむのだ。

はまの 讃岐らーめん縦.jpgはまの 塩ラーメン縦.jpgはまの でラーメン食べるタニシ君.jpg
●炙り焼きチャーシューめん730円    ●さぬき塩らーめん650円   

「釜玉らーめん」はこの店を代表するメニューだが、らーめんを評価するなら「さぬきらーめん」を
食べずにしては帰れない。さぬきらーめんはしょうゆ味だが、ほかにさぬき塩らーめん、
さぬき味噌らーめんがあり、それぞれにダシを作っている。
昆布、いりこなど浜野さん独自の配合によりていねいに作られたこのスープもオリジナリティがあり、
何よりそれが手間をかけていねいに作られたものだということは一口飲めばすぐわかる。
炙り焼きチャーシューはとろとろだが、まわりが香ばしく、スープを飲んだ後に少し柚子コショウが香る
あたりがニクい。実はドン・タニシ、炙り焼きチャーシューめんを注文したのだが、
塩らーめんも気になって追加。いりこを強めに出した澄んだダシににんにくチップのようなものが
浮かんでいる。こういうアクセントのつけ方に、店主がいかにらーめんをひとつひとつ
こだわりをもって作り上げているかがわかる。

はまの店内より.jpg
●奥の小上がりのワンポイント。キマコさんがこの店で一番好きなポイント。

はまの 店内超縦.jpg

ドン・タニシ  「ちょっと食べ過ぎたなあ。腹いっぱいじゃ」
この間から麺続きましたね。うどん、そば、ラーメン…。
ドン・タニシ  「そっ。やっと気づいたか、メダカ。ブログの麺フェスタじゃ」
そういえば、2年くらい前、サンポートで『世界の麺フェスタ』とかいうイベントがありましたね。
ひょっとしてボス、最初からブログの麺フェスタ狙ってました?
ドン・タニシ  「ふっ、ふっ、ふっ…」
ってことは次は…!? 

ラーメン王と.jpg
●店主の浜野さんと。なんと翌日すぐ「四角家」にも来てくれた。

讃岐らーめん はまの
   住所●高松市国分寺町新居1004-3
   電話●087-874-5159
営業時間●11:00~14:30、17:00~21:00
  定休日●月曜(祝日は火曜)
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そば屋で発見。珠玉の掻き揚げ丼。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ドン・タニシ  「たまにはそばでも行っか」
キマコ     「おお。珍しい」
ドン・タニシ  「世間の人に、うどんのかけ大しか頼まん男やと思われたらいかんけんの」
キマコ     「ご近所の古川さんとこでも行きますか」
南美術館通りにある「そば処 古川」は圧倒的なうどん王国香川では貴重な
関東スタイルのそば屋である。うどんにはないそば屋独特の「粋」を味わえる店なのだ。
しかも店内は赤いアーチ型の天井に壁面に石版が貼られ、BGMにシャンソン、
とてもそば屋とは思えないモダンな雰囲気。

ドン・タニシ  「お、俺にぴったりなお洒落な店やないかー。落ち着くのー」
キマコ     「そうですか? メニュー逆ですけど…」
ドン・タニシ  「いやいや、物事はの、いろんな角度から見なあかんのよ」
キマコ     「ほう」
などと言っていると、メニューを置こうとしてキマコさんお茶を倒してドン・タニシにぶちまける。
ドン・タニシ  「あわわわわわっ!」
キマコ     「うわっ! すいません!」
ドン・タニシ  「そっちこそ落ち着いてないんちゃうかー。あーあズボンがびちょびちょやー」
お店のおばちゃんも飛んでくる。「いいんですよ、いいんですよ」と親切に拭いてくれる。
キマコ     「すいません、すいません」
ひたすら平謝りのキマコさんであった。おばちゃんごめんなさい。

かき揚げ丼.jpg鉄火丼セット2.jpg
●掻き揚げ丼セット950円                      ●鉄火丼セット1200円
デリケートな糸のような繊細な麺のかけそばがセットされている。
かも南蛮.jpg葱せいろ.jpg
●鴨なんばん1000円                          ●葱せいろ800円(大盛りはプラス300円)
やっぱり寒い日は鴨なんばん。                    イカの天ぷらがつく葱せいろ。冷たいそばはコシもしっかり。

一難去ってまた一難。いかんいかん。一難去ってさあご飯。ヨシヨシ。
ドン・タニシは掻き揚げ丼セット、キマコさんは鉄火丼セットを注文。
それぞれミニ丼にかけそばと香の物、サラダ、デザートがついている。
この掻き揚げ丼、柔らかな帆立と玉ねぎをふんわりと揚げたもの。これに上品なタレがかかっている。
思いも寄らなかったゴージャスな掻き揚げに、すっかり気をよくしたドン・タニシ。
掻き揚げセット、気に入ってしまったのである。
ドン・タニシ  「おー。これ気に入った。えーでないか」
キマコさんの鉄火丼も、マグロの赤身に下味がついていわゆるヅケにしてあるものと、とろろが
のっかっている。非常に上品。デザートはシンプルなフルーツゼリーなのだが、
香の物も含めてひとつひとつが手づくりで好感が持てる。

キマコとデザート.jpg
●セットのデザートをほおばるキマコさん。

古川からの帰り道…。
ドン・タニシ  「うまかったのー。あのセット気に入った。今度からあれにしよ」
キマコ     「上品でしたね。私は今度は鴨なんばんにしよ」
ドン・タニシ  「いやーしかし。なんか寒いのー」
キマコ     「そういえば、今日は気温が少し下がるって天気予報でゆってました」
ドン・タニシ  「んーと。なんかのーズボンがつめたいんよのー」
キマコ     「ユニクロのパッチ(ヒートテック)いいですよー。メンズもありますから」
ドン・タニシ  「……。店はいるまではそうでもなかったんよねー。なんかのーちょっと前から
         ズボンが冷たいゆーか、お茶くさいゆうかのー」
キマコ     「あ゛~っ!!  すいません。ほん、とにすいません」
その日一日、王様ゲームが続いたことはゆうまでもない。         

速水史朗彫刻.jpg
そば処 古川
●店の入り口では地元出身の彫刻家速水史朗氏の彫刻がさりげなく迎えてくれる。

   住所●高松市鍛冶屋町1-9
   電話●087-823-8123 
営業時間●11:00~21:00(日祝~20:00)
 定休日●月曜

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進化するうどん屋。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ドン・タニシが週に一度は利用するセルフのうどん屋さんがある。
丸亀町商店街の中にある「明石家」だ。
注文は行く前から決まっている。
桜の舞い散るさわやかな季節には「かけ大」、蝉がみんみん鳴く夏の暑い日も「かけ大」、
紅葉美しい物悲しい秋の日も「かけ大」、雪がちらつく冬の寒い日も「かけ大」。
暑い日も寒い日も何があっても毎回毎回「かけ大」で大将にプッと笑われても、
ひたすら注文は「かけ大」なのだ。
ドン・タニシ  「もう失礼なのー。人をワンパターン男みたいに言う」
ワンパターンとは言わないけれど、例外もない。事実、「かけ大」以外注文したことはない。

明石家うどんタニシセット.jpg091006明石家肉うどん.jpg
●ドン・タニシセットはかけうどん(大)260円、野菜の天ぷら2個各80円、右はキマコさんが時々浮気する肉うどん390円。
昆布山セット.jpg明石家のしっぽく.jpg
●キマコセットの定番、昆布山うどん(小)390円。オプションは天ぷらだったりおにぎりだったり。時々しっぽく390円に浮気する。
ダシをとった後の昆布だろうか。しっかりとした昆布を甘辛く味付けをしてとろろの上にたっぷりのっけてある。 これにしょうがをいれて究極のアンチエイジングフード!

「明石家」は以前「ライオン屋」という大きな靴屋さんだった。
それが、商店街の再開発あたりを機にうどん屋さんに転身したらしい。
オープンした時ははまだ四角家もできていない頃で、詳しい事情はわからない。
けれど、昔は1階に飲食店を作ることすら許されていなかった丸亀町のど真ん中に、
しかも靴屋さんから鞍替えしてうどん屋を作るという大胆な発想をするとは、
この大将よほどの柔軟な頭の持ち主なのだろう。
実際、この店は非常におもしろい。
何がおもしろいかというと、まずこのうどん屋らしくない外観と店内。
うどんは「温玉肉ぶっかけ」「ひやかけ」「梅ひや」などとにかくバリエーションがすごいのである。
時々、「サラダうどん」など新作も飛び出す。
オプションの天ぷらやおにぎり、惣菜の類もうどん屋さんのサブメニューの域を超えている。
ついでにいえば、カレーライスや玉子かけごはんまであるのだ。
毎日行っても飽きない。
でもって肝心なうどんは細めだが、コシもしっかりある。
素材にもこだわっているようで、麺には国産の小麦、ダシは日高昆布にトカラ列島は子宝島の塩、
伊吹のイリコを使っているらしい。ダシはイリコというよりは昆布と塩を強く感じる。
うどん一玉のボリュームが結構あるのでドン・タニシ、大を注文するが
少しキマコさんにとってもらうのがいつものパターン。

ドン・タニシがこの店を気に入っているのは、何より日々進化しているからだ。
通いだして最初からすると麺がずいぶん変わったように思う。
昔はもう少し太くてコシがあり、ごつごつした感じがあった。
細麺ブームがきだした頃から細くてなめらかになった。
創作うどんメニューもしかり、このあたりが異業種から転身した人ならではの自由感なのだろう。
日々研鑽工夫をしているのがひしひしと伝わってくる。
実際、「明石家」のうどんは日々うまくなっている。

しかもこの店、昨年夏から夜の部が始まった。
夕方6時からは「夜の明石家」と題してなんと骨付き鳥が売りの居酒屋に変身するのだ。
冬は鍋まで登場。安い。これでサラリーマンが飛びつかないはずはない。
しかしすごいことを考えるもんだ。その驚くべき発想と商売熱心さに頭がさがる。

ネギしょうがいれる.jpgしょうがいっぱい.jpg明石家でうどん食べるタニシ.jpg
●ネギ好きのドン・タニシはネギをめいっぱい入れる。キマコさんは石原結實の本を読んで以来、しょうがにはまっている。いつもしょうがを入れすぎてダシが辛くてお茶が飲めなくなる。老化は「体の乾燥」が原因だった!―内臓、皮膚、頭脳…全身が若返る食べ方・暮らし方


オープンして3年半くらいだけれど、「明石家」はもうしっかり丸亀町の顔だ。
商店街がこういう個性的で活気ある店で溢れることを期待したい。



明石家外観.jpg
讃岐うどん明石家
電話●087-821-6301

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サ・ヨ・ナ・ラ・カフェド。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

大変! 大変!
ドン・タニシ  「メダカ昼からピチピチうるさいのー。冬眠しとったんやないんかー」
冬眠どころじゃないんです。フォワイエビルがなくなっちゃうんですよ!
ドン・タニシ  「アホな。天下の安藤忠雄が建てたビルやぞ。千と千尋の神隠しやないんやから」
ほんとなんですって! 
丸亀町のG街区の再開発であのあたり一帯つぶして新しいビルが建つんです。
ドン・タニシ  「なんとな。それは一大事でないか。カレーが食べれんよなるでないか」
………。
フォワイエショコラとコーヒー.jpgフォワイエ看板1.jpgフォワイエ店内.jpgフォワイエ店内1.jpgフォワイエショーケース.jpgフォワイエ店内3.jpg
ご存知の通りFoyerビルは1984年に建築家、安藤忠雄氏が設計したファッションビルである。
当時はもちろんのこと、そのデザインは25年以上経った今でも十分斬新で新しい。
Foyerビルができる少し前に丸亀町に登場したSTEPビルも安藤氏の設計。
コンクリート打ちっぱなしで斬新なスタイルのこの二つのビルは高松のおしゃれの象徴だった。
数年前、そのSTEPビルをつぶして無印良品に変わったときも、なんという思い切ったことをするのか
と驚かされたが、今度はFoyerビルもなくしてしまうという。
再開発とはなんなんだと思わずにはいられない。
鳩山邦夫元総務相が東京中央郵便局の立て替えにあたって「トキを焼鳥にするようなもんだ」
と言ったのを思い出した。
壊してしまうのにはそれなりに大人の事情があるのだろう。
しかし、寂しい。高松の宝がまたひとつ消えようとしている。

ビルはともかく、「カフェ・ド・フォワイエ」である。
このビルの閉館と共に2010年2月28日閉店してしまうそうだ。
「カフェド」といえば以前「香川るんるんグルメ日記」でも紹介した四角家のランチスポットなのだ。
ベジタリアン、ドン・タニシの超お気に入りの野菜カレー、どうしてくれるんだ!
ということで最後のカレーを食べに行く。
あのカレーを食べてしまうと、もう他のカレーは食べられない。
機会あって他のカレーを食べると、すごく残念な気持ちになってしまって、
やっぱりフォワイエのカレーがいいよなと再確認する。

ところがだ。ガガーン! 売り切れだった。ケーキも少なくなっている。
そりゃそうだ。閉店を惜しむファンが連日たくさん来ている。
やむを得ず、もうひとつの人気メニュー「ポークライス」をいただく。
これはご飯の上にしょうが焼き風の絶妙な甘さのタレでソテーしたポークともやしがのっかっていて
なかなかうまいのだが、やっぱり最後はカレーでシメたかった。残念。[たらーっ(汗)]
今週もう一度行けるかなあ。[もうやだ~(悲しい顔)]

フォワイエとタニシ君.jpgフォワイエのカレー.jpgフォワイエカレーとタニシ君.jpg
フォワイエポークライス.jpgフォワイエカレー.jpg
●ポークライスは上にのっかった梅がポイント    ●もう食べられないのか野菜カレー

25年以上前から多少のリニューアルはあったかもしれないが、この店ほとんど変わらない。
飲食店の中でもカフェというのはどうしても流行に流されやすいジャンルだと思う。
というより時代に敏感であるべきだと思う。
けれど、その中で変わらずやって来たのは、この店が「本物」だからだ。
流行りモノや見せかけのおしゃれだけのカフェが多い中、ここは最初からきちんとした店作りが
できていて、おいしいものを提供し続け、それを守る人がいた。
だから長い間人気カフェであり続けたのだ。
今でも古さを感じない。たぶん10年先に同じスタイルでやっていたとしても。
新しい形でぜひ復活してほしい、そしてとりあえずあのカレーは出して欲しい、
と願うドン・タニシであった。

フォワイエガトーショコラ.jpgフォワイエのミルクレープ拡大.jpgフォワイエコーヒー.jpg
●ガトーショコラ                             ●ミルクレープ
フォワイエとキマコ.jpgフォワイエ抹茶のシフォン.jpg
●抹茶のシフォン。鹿の子と生クリームとの相性も抜群。 でもキマコさんが一番好きなのは、木苺のケーキ。

カレーはもちろん、ケーキもおいしかった。


フォワイエ外観100213_1506~01.jpg
この外観はもう見られない。

サ・ヨ・ウ・ナ・ラ・Foyerビル。
サ・ヨ・ウ・ナ・ラ・カフェ・ド・フォワイエ。
サ・ヨ・ウ・ナ・ラ・野菜カレー。




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餃子のうまいラーメン屋。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

「ぜいたくラーメン福一」と言えば、うどんにおされてラーメン屋さんの少ない香川で
ほかに先駆けてファミリー向けのラーメン屋を作った、地元ラーメンを語るに外せない店である。
はじまりは25年くらい前、高松の国税局近くの小さなラーメン屋「笑店」だった。
絶妙なしょうゆベースのラーメンに熱烈なファンがつき、その後試行錯誤あったけれど、
さらに洗練され登場したのが「ぜいたくラーメン福一」だった。
当時は昼から深夜までどの時間帯に行ってもお客さんでいっぱいで、
その勢いにラーメン業界のみならず県外の飲食関係者からも一目置かれるほどの存在だった。
ドン・タニシがサラーリーマン時代にこの店の広告の仕事をしていたこともあり、
思い入れ深い店なのである。

福一 ぎょうざ.jpg
●手づくりギョーザ330円

まずはギョーザから。ラーメン屋の餃子としてここの餃子は定評がある。
ラーメン屋や中華料理店の餃子は、具材をミキサーにかけてペースト状にしたあんを
冷凍保存して使っているところが多いので中身の色も悪く、味もあまりついてなく
古さを感じることが少なくない。けれどここのは、野菜の食感や新鮮さがあり、薄皮でうまい。
昔と変わらない。

ドンタニシ福一で.jpg福一 ラーメン屋のサラダ.jpg
●ドンタニシ、久々の福一。           ●ラーメン屋のサラダ380円

ラーメン屋のサラダは、当時ドン・タニシがランチのセットに提案して以来
ずっとランチメニューのひとつだったが、すでになかった。
単品で注文。
キャベツのせん切りにチャーシューと麺の揚げたのとネギ、コーン、ゆで卵がのっかってる。
昔はコーンじゃなくてメンマだった。
このとき、チャーシューの味が昔と違うことを発見!
八角がすごく香るのだ。

福一チャーシュー.jpg福一 肉野菜入ちゃんぽん.jpg
●うま味チャーシューメン並860円                  ●肉野菜入ちゃんぽん並760円

ラーメンもだいぶ変わっていた。
福一の定番、とんこつ醤油ベースの「こく味」とあっさり醤油の「うま味」の2種。
さらにオリジナルラーメンがある。
ドン・タニシはちゃんぽんを、キマコさんはうま味チャーシューを注文。
ちゃんぽんは豚肉のほか、もやしや白菜など野菜がたっぷりでガーリックがすごい。
チャーシューメンのチャーシューは薄切りがたっぷり。スープとよく絡む。
さっきの八角が効いたチャーシューだ。本格的だが、ちょっと苦手かも。

残念なのは、昔、福一の大人気メニューだった「骨付き鳥のパリパリ揚げ」がなくなってしまったこと。
大きな肉を揚げるのに少し時間がかかったが、そのうまさといったら有名店をはるかにしのぐ。
知り合いも時々お持ち帰りして家飲みするのを楽しみにしていただけに、残念がっていた。
現在の香川の骨付き鳥ブーム、「骨付き鳥のパリパリ揚げ」復活を祈る!

福一店内.jpg福一看板.jpg

県外のラーメン店がどんどん進出してくる昨今の香川で
再び「福一」の存在感を見せてつけて欲しいものである。

福一外観.jpg
ぜいたくラーメン 福一 勅使店
   住所●高松市勅使町558-1
   電話●087-866-5603
営業時間●11:00~ラストオーダー翌1:30(日祝~23:30)
  定休日●無休

※禁煙タイム●平日11:00~14:00、休日11:00~15:00

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たまにはカフェでのんびり。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

「たまにはタウン誌も読みたいのぉー」というドン・タニシの一言から、こんなところまで来てしまった。
たまにはタウン誌でも読んで街の情報収集もしたいと思うが、
街中には意外とタウン誌が揃う店がない。

高松の郊外。レインボーロードから少し外れたところにある正統派の喫茶店。
「cafe de premiere(プルミエ)」という端正な造りのきれいなお店。
中へ入ると左右にわかれ、右へ行くと中庭が、左へ行くと南側にある池の土手が見える。
雑誌類はそう多くはないのだが、ここはタウン誌が3誌とも揃うほか、
「香川経済レポート」まで読める貴重な店なのだ。という理由でたまに行く。
カフェ通のキマコさん、「香川経済レポート」と「日経新聞」を置いている店はチェックしている。
ジュリー   「それってカフェ行くときのポイントになるの?」
キマコ    「なるなる。一番はおいしいコーヒーと一緒にいただくデザートがあることなんだけど、
         二番目はお店の人が一生懸命な店は好き。ちなみにカフェで経済レポートがある店は
         数件しかないから無条件で行く」
ジュリー   「なるほど」
ドン・タニシ  「俺はやっぱりタバコが吸える店かのー」

プルミエCUP.jpg
●ハウスブレンド500円

ローゼンダールのカップだ。ここは食器もいいものを使っている。
コーヒーはステンレスのポットで2杯分出てくる。
このカップに注いだときのベストポジションで、ほんとにジャスト2杯というところが憎い。
セコイことを言えば、少し余ってくれた方が正直うれしかったりするのだけれど。
マスターの美学を感じる。コーヒーはレギュラータイプとライトタイプがあり。
ドン・タニシは例によってアイスラッテ580円。

ワッフル.jpg
●カラメルナッツワッフル650円

昔ロールストランド社、現在統合されてイッタラ社の「オリゴ」シリーズのプレート。
オレンジと黒と黄色と水色とグリーンに赤。これだけの色彩が上品に組み合わされている。
まさに配色の妙。映画「かもめ食堂」では主人公のサチエさんがマイコーヒーカップにしてたね。
そんなことよりワッフル。カラメルソースとクラッシュされたナッツが香ばしくていい感じ。
自家製カラメルアイスが美味です。ほかに、プレーンとチョコバナナとブルーベリーがある。

ワッフル切るキマコ2.jpg
●うれしそうにワッフルをカットするキマコさん。

どなたか街中でタウン誌3誌とも読めるお店があればぜひ教えてくださーい。

091005プルミエ看板.jpg
cafe de premiere (プルミエ)
   住所●高松市木太町321-1
   電話●087-867-1866
営業時間●9:00~22:00
  定休日●木曜
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通い続けて20年。ドン・タニシの宝物。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ドン・タニシが20年来愛してやまない店がある。
「俺ん家゛」と書いてオレンヂと読むその店は、高松の郊外にあるお好み焼き屋だ。
地元のローカル人気番組「ニョッキン7」で前田美波里が来たこともある。
派手な店ではないが、近くの高校生からファミリー、カップル、おっちゃんにまで人気の店である。

ドン・タニシ  「久しぶりやの~」
回数こそすっかり減ってしまったが、ドン・タニシ、20年来通い続けた思い出深い店だ。
もしも誰かに「某フレンチレストランの1万円のコースか俺ん家゛のネギ豚どっちかおごってやる」と
言われたら、迷わず「ネギ豚」と答えるくらいLOVEなのである。
注文するのはいつも決まって、ウーロン茶・ソバ焼き・ネギ豚玉焼き。
これも18年くらいほとんど変わらない。たまにソバがうどんになるくらい。
注文の後、おばちゃんが「鉄板に火つけましょうか」と来る。
もちろん、つけてもらう。ここでは、ソバもお好み焼きも全部焼いて持ってきてくれる。

やきそば2.jpg
●ソバ焼き480円

いつも不思議なのだが、車から降りたときから作りょんかと思うほど、すぐ来るソバ焼き。
早い。豚にキャベツにモヤシにネギがわんさか入っている。野菜たっぷりでうまい。
好みでのせられるようにかつおぶしが置いてあるのだが、
かつお節粉でなく、削り節なところがまたいい。
ちなみにアツアツのお好み焼きやそばの上にのせると、ゆらゆらと踊るのだ。
キマコ 「そういえば、中学の時の担任F本先生が、ここの踊る削り節の真似してた」

ちょうど食べ終わる頃に、真打登場!

ネギ豚.jpg層になっている。.jpg壁メニュー.jpgオレンジメニュー1.jpg
●ネギ豚玉焼き770円。

これが噂のネギ豚だ。
よそのお好み焼きとちょっと違う。卵が練りこまれたようなまるでお菓子のようなふわんとした生地。
この厚めの生地で、これまたたっぷりの豚やネギを包み込んで蒸したように焼いている。
生地だけ食べてもうまい。

大将     「お待たせしましたー。ソースとレモン醤油がありますがー」
ドン・タニシ 「ソースで。それとナ、ナマタマゴひとつ」
大将     「はい?」
ドン・タニシ 「ナ、ナ、ナマタマゴひとつ…」

必ず、ここで繰り広げられる会話である。
ドン・タニシ 「もうー。わかっとるくせに…。いつもはじめて言われるみたいな驚いた顔してー。
        言うほうも恥ずかしいんやけん、察してほしーのー(苦笑)」
キマコ    「恥ずかしいという割にはずいぶん大胆ですけど…」

ここで解説。お好み焼きにナマタマゴ? 
ドン・タニシの故郷、豊浜界隈ではお好み焼きにナマタマゴを割って食べる習慣?があるらしい。
ちなみに「俺ん家゛」では20年来「ナマタマゴ」と言い続けている。
たぶん、ここでは「ナマタマゴ」と呼ばれているに違いない。
「あっ、ナマタマゴ来た。焼きソバ焼かなあかん」とかゆって。

でも、キマコさん今になってはじめて気づいたことがある。
大将、ドン・タニシの「ナ、ナマタマゴ」っていう間がごっつ気に入って、
それが聞きたいばっかりに言わしとんやなと。
さすがに「ふみや」では恐ろしくて「ナマタマゴ」とはとても言えない。

食べる顔つき.jpg至福のとき。.jpgうーん。.jpg
●「おお、これじゃこれじゃ。うひょひょ~」

確かに鉄板の上で半熟になった卵にお好み焼きを絡めて食べるのは抜群にうまい。
でまた、ここのどろっと炊かれた甘めのソースがうまい。
そして独特のふかふかした生地だ。
この「お好み焼き」という枠を超えた独創的な食べ物には脱帽である。
通い続けるにはワケがある。
嬉しい時、悔しい時、疲れた時、いつも変わらず迎えてくれたこの店のことを
本人自ら「ドン・タニシノタカラモノ」と言う。
通い始めた頃はまさか自分が鉄板とかかわるとは思ってもみなかった。
店の歴史と共にそれぞれ人の人生がある。
そんな風に「四角家」も末永くお客さんそれぞれの人生にかかわっていきたいものである。

オレンジ外観縦.jpg
俺ん家゛(おれんぢ)
高松市一宮町1516-4
   電話●087-886-1148
営業時間●12:00~23:00
  定休日●月曜(祝日の場合は翌日)

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「うどん棒」の冷天。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

高松の商店街近辺で県外客に人気のうどん屋といえば「鶴丸」と「五右衛門」が有名。
どちらも深夜営業しているのが特徴で、飲んだ後のシメとして使われることが多い。
商店街には他にもうどん屋はたくさんあるが、主にはセルフで地元サラリーマンに人気。
平日の昼はどの店も行列を作る。
そんな中、昼間セルフでなくきちんと作ったうどんを出してくれる老舗のうどん屋さんがある。
「うどん棒」だ。
ドン・タニシ 「おー。うどん棒、懐かしーのー。うどん棒の冷天(ひやてん)食いたいのー。
        よしっ、今日はうどん棒じゃ!」
キマコ    「あれ。うどんと言えばかけしか食べないドン・タニシが冷天ですか?」
ドン・タニシ 「かけは熱いやないかー」
キマコ    「………???」
ドン・タニシ 「25年くらい前かのー。昔あの近くの雀荘で麻雀するとき出前してもらいよったんじゃー。
        決まって冷天。麺は冷たいけど天ぷらはあつあつ。
        麻雀打ちながらでも食べやすいしの。うまかったー」

早速、うどん棒本店へ。「四角家」からだと歩いて7分くらい?
この日、日曜だというのに、南新町商店街は人通りも疎ら。お寂しい限りだ。
空き店舗も目立つ。商店街から西へ入る。
ガラガラッと扉を開けると…。昼も2時過ぎているというのに、ここはどうだ。
ほぼ満席ではないか。すごい活気だ。声を張りながらホールと厨房を行き来するおばちゃんたち。
しかもこの店、メニューがものすごく多い。にもかかわらずおばちゃんの手際のよさと言ったら。
日曜とあって観光客と地元客が混在している。さすが、みんなうまい店はよく知っている。

うどん棒 冷や天.jpg
●冷天うどん 630円
これが冷天だ。冷たく引き締まったうどんとアツアツの天ぷら。

うどん棒 ざる天.jpgうどん棒 山菜おむすび2.jpg
●ざる天うどん 950円                         ●山菜むすび 270円
つやつやの麺。

普段セルフのうどん屋ばかり行っていると、たまにこういうきちんと作られたうどんを食べると
ちょっと感動する。近頃、さぬきうどんも細麺がブームだというが、この店は昔からずっと細麺。
満席だし少し待たされたが、オーダーを受けてからきちんと揚げた天ぷらはアツアツだ。
ネギもセルフ店とは違う。讃岐の細ネギだ。これよこれ。ネギうまいなー。
これぞプロの店。県外客は探検がてら行く激安のセルフ店を好んで行く。
それはそれでセルフ店なりのおいしさやおもしろさがあるけれど、
やっぱりこういうきちんとさぬきうどんを出す店には足を運んで欲しいと思う。
ドン・タニシ 「メダカ、ええこと言う。そーなんよ。やっぱ冷天うまいんよー」
ざる天を食べながら、季節限定の「牡蠣たまうどん」がすごーく気になるキマコさんだった。
もうそろそろ食べられるんじゃない?

うどん棒 店頭2.jpg
うどん棒本店
高松市亀井町8-19
電話 087-831-3204
営業時間 11:00~21:00

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本場さぬきうどんは合田照一商店
四角い餃子を注文する

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