SSブログ

通い続けて20年。ドン・タニシの宝物。 [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

ドン・タニシが20年来愛してやまない店がある。
「俺ん家゛」と書いてオレンヂと読むその店は、高松の郊外にあるお好み焼き屋だ。
地元のローカル人気番組「ニョッキン7」で前田美波里が来たこともある。
派手な店ではないが、近くの高校生からファミリー、カップル、おっちゃんにまで人気の店である。

ドン・タニシ  「久しぶりやの~」
回数こそすっかり減ってしまったが、ドン・タニシ、20年来通い続けた思い出深い店だ。
もしも誰かに「某フレンチレストランの1万円のコースか俺ん家゛のネギ豚どっちかおごってやる」と
言われたら、迷わず「ネギ豚」と答えるくらいLOVEなのである。
注文するのはいつも決まって、ウーロン茶・ソバ焼き・ネギ豚玉焼き。
これも18年くらいほとんど変わらない。たまにソバがうどんになるくらい。
注文の後、おばちゃんが「鉄板に火つけましょうか」と来る。
もちろん、つけてもらう。ここでは、ソバもお好み焼きも全部焼いて持ってきてくれる。

やきそば2.jpg
●ソバ焼き480円

いつも不思議なのだが、車から降りたときから作りょんかと思うほど、すぐ来るソバ焼き。
早い。豚にキャベツにモヤシにネギがわんさか入っている。野菜たっぷりでうまい。
好みでのせられるようにかつおぶしが置いてあるのだが、
かつお節粉でなく、削り節なところがまたいい。
ちなみにアツアツのお好み焼きやそばの上にのせると、ゆらゆらと踊るのだ。
キマコ 「そういえば、中学の時の担任F本先生が、ここの踊る削り節の真似してた」

ちょうど食べ終わる頃に、真打登場!

ネギ豚.jpg層になっている。.jpg壁メニュー.jpgオレンジメニュー1.jpg
●ネギ豚玉焼き770円。

これが噂のネギ豚だ。
よそのお好み焼きとちょっと違う。卵が練りこまれたようなまるでお菓子のようなふわんとした生地。
この厚めの生地で、これまたたっぷりの豚やネギを包み込んで蒸したように焼いている。
生地だけ食べてもうまい。

大将     「お待たせしましたー。ソースとレモン醤油がありますがー」
ドン・タニシ 「ソースで。それとナ、ナマタマゴひとつ」
大将     「はい?」
ドン・タニシ 「ナ、ナ、ナマタマゴひとつ…」

必ず、ここで繰り広げられる会話である。
ドン・タニシ 「もうー。わかっとるくせに…。いつもはじめて言われるみたいな驚いた顔してー。
        言うほうも恥ずかしいんやけん、察してほしーのー(苦笑)」
キマコ    「恥ずかしいという割にはずいぶん大胆ですけど…」

ここで解説。お好み焼きにナマタマゴ? 
ドン・タニシの故郷、豊浜界隈ではお好み焼きにナマタマゴを割って食べる習慣?があるらしい。
ちなみに「俺ん家゛」では20年来「ナマタマゴ」と言い続けている。
たぶん、ここでは「ナマタマゴ」と呼ばれているに違いない。
「あっ、ナマタマゴ来た。焼きソバ焼かなあかん」とかゆって。

でも、キマコさん今になってはじめて気づいたことがある。
大将、ドン・タニシの「ナ、ナマタマゴ」っていう間がごっつ気に入って、
それが聞きたいばっかりに言わしとんやなと。
さすがに「ふみや」では恐ろしくて「ナマタマゴ」とはとても言えない。

食べる顔つき.jpg至福のとき。.jpgうーん。.jpg
●「おお、これじゃこれじゃ。うひょひょ~」

確かに鉄板の上で半熟になった卵にお好み焼きを絡めて食べるのは抜群にうまい。
でまた、ここのどろっと炊かれた甘めのソースがうまい。
そして独特のふかふかした生地だ。
この「お好み焼き」という枠を超えた独創的な食べ物には脱帽である。
通い続けるにはワケがある。
嬉しい時、悔しい時、疲れた時、いつも変わらず迎えてくれたこの店のことを
本人自ら「ドン・タニシノタカラモノ」と言う。
通い始めた頃はまさか自分が鉄板とかかわるとは思ってもみなかった。
店の歴史と共にそれぞれ人の人生がある。
そんな風に「四角家」も末永くお客さんそれぞれの人生にかかわっていきたいものである。

オレンジ外観縦.jpg
俺ん家゛(おれんぢ)
高松市一宮町1516-4
   電話●087-886-1148
営業時間●12:00~23:00
  定休日●月曜(祝日の場合は翌日)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

3setbanner140.gif
プレモルバナー.jpg
本場さぬきうどんは合田照一商店
四角い餃子を注文する

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。