変な野菜。 [マツウラさんの有機野菜]
♪ジャランジャジャンジャーンジャジャン~♪
その朝、ドン・タニシが煙草を燻らしながらまどろんでいると、携帯が鳴った。
ショッキング・ブルーの「ヴィーナス」だ。古い曲だが、今聞いても新鮮なイントロだ。
この時間の電話は82%、レフティ・マツウラに決まっている。
案の定だった。しかも第一声は必ずこうだ。
「起きてる?」
ドン・タニシ 「もうーマツウラさんたら失礼なんやから。もう10時やのに起きとるわ」
キマコ 「前、マツウラさんの電話で起きたんじゃなかったでしたっけ?」
ドン・タニシ 「………。ま、そんなこともあったのー。というわけで、今日はumieで例会じゃ」
キマコ 「今日は何ですか?」
ドン・タニシ 「おー、かぼちゃとかソーメンとかなんとかゆうてた。ま、行ったらわかるやろ」
キマコ 「ソーメン??? 野菜じゃないんですか?」
これがソーメンカボチャ 輪切りにしたところ
はじめて見た。ソーメンカボチャというらしい。変な打名前だ。
カボチャというが、切ってみると瓜のよう。聞くところによるとズッキーニの親戚らしい。
カラフルないんげん。緑が「サクサク王子」。国内で開発された品種で食感も食味もすばらしい。 黄色は「ブライトル ワックス」、紫は「トリオンフォ バイオレット」。黄色は加熱しても色が変わらないが、紫は加熱すると緑色に変化する。
もうひとつ、持って来てくれたのが鮮やかないんげん。これは蒸し鍋に入れられそうだ。しかしソーメンカボチャとやらは………。
何はともあれ、持って帰って聞いた通りに調理してみよう。
いざ、キマコさんのソーメンカボチャクッキング。
1.まずは5㎝くらいの輪切りにして10分ほど茹でる。 2.種をとり、氷水でほぐすとあ~ら不思議。
キマコ 「うわっ! おもしろーい。即席めんみたい」
なんと、茹でて氷水でほぐすときれいにほぐれてくることインスタントラーメンの如し。
今まで果肉というか実が詰まっていたものが、まるで細かい千切りにしたかのように
ほぐれるではありませんか? なんだこの野菜?
水気を切って皿に盛るとこの通り。ソーメン感覚でめんつゆにつけていただきます。
たくさんできたので、春雨感覚で中華スープにも入れてみた。
ソーメンというより、刺身のつまですなー。水分をずいぶん含んでいて涼を呼ぶ食べ物ではある。
が、少々水っぽい。カロリーも低いのでダイエット向きか。
冷たい鶏のスープに春雨のかわりに入れるのありかも。
決して美味い野菜ではないのだが、人工麺なら非常に高度な技術だと思われるこの野菜の組織が
自然に作られたと思うと、改めて自然というものは人間をはるかに超越したところにあるのだと、
考えさせられる。同時に、ソーメンカボチャなるものが存在する意味も探求してみたくなった。
ドン・タニシ 「メダカー、今日も深いのー。深い指数90%じゃー」
………。梅雨ですから。
カラフルいんげんは早速、この日の予約の蒸し鍋に登場させました。
蒸す前は紫だったいんげんが蓋を取ったら緑に変わっててお客様もびっくり。
そーゆーところも蒸し鍋の醍醐味です。
エコな四角家。
最後に、レフティ・マツウラにお土産。店で煮卵剥いた殻をずっとためておいたもの。
野菜を栽培していると必ずと言っていいほどやってくる根切り虫という悪いヤツがいて、
コイツが大事な野菜を傷つけてしまうらしい。マツウラ農園は無農薬、有機栽培が信条。
当然農薬の類は使えない。根切り虫は卵の殻のようなガリガリしたものが嫌いらしい。
さらにゆうと卵の殻は肥料にもなるので、畑にまくには一石二鳥なのだ。
そうして実った安全な野菜を四角家で調理する。
四角家から出た卵の殻はマツウラ農園の害虫駆除と肥料になる。
まだまだほんとに小さいことだけれど、四角家の小さなエコ活動です。
ドン・タニシ 「メダカー、今日はエーコとゆうのー」
………。僕のヨメはユーコですけど。何か?
その朝、ドン・タニシが煙草を燻らしながらまどろんでいると、携帯が鳴った。
ショッキング・ブルーの「ヴィーナス」だ。古い曲だが、今聞いても新鮮なイントロだ。
この時間の電話は82%、レフティ・マツウラに決まっている。
案の定だった。しかも第一声は必ずこうだ。
「起きてる?」
ドン・タニシ 「もうーマツウラさんたら失礼なんやから。もう10時やのに起きとるわ」
キマコ 「前、マツウラさんの電話で起きたんじゃなかったでしたっけ?」
ドン・タニシ 「………。ま、そんなこともあったのー。というわけで、今日はumieで例会じゃ」
キマコ 「今日は何ですか?」
ドン・タニシ 「おー、かぼちゃとかソーメンとかなんとかゆうてた。ま、行ったらわかるやろ」
キマコ 「ソーメン??? 野菜じゃないんですか?」
これがソーメンカボチャ 輪切りにしたところ
はじめて見た。ソーメンカボチャというらしい。変な打名前だ。
カボチャというが、切ってみると瓜のよう。聞くところによるとズッキーニの親戚らしい。
カラフルないんげん。緑が「サクサク王子」。国内で開発された品種で食感も食味もすばらしい。 黄色は「ブライトル ワックス」、紫は「トリオンフォ バイオレット」。黄色は加熱しても色が変わらないが、紫は加熱すると緑色に変化する。
もうひとつ、持って来てくれたのが鮮やかないんげん。これは蒸し鍋に入れられそうだ。しかしソーメンカボチャとやらは………。
何はともあれ、持って帰って聞いた通りに調理してみよう。
いざ、キマコさんのソーメンカボチャクッキング。
1.まずは5㎝くらいの輪切りにして10分ほど茹でる。 2.種をとり、氷水でほぐすとあ~ら不思議。
キマコ 「うわっ! おもしろーい。即席めんみたい」
なんと、茹でて氷水でほぐすときれいにほぐれてくることインスタントラーメンの如し。
今まで果肉というか実が詰まっていたものが、まるで細かい千切りにしたかのように
ほぐれるではありませんか? なんだこの野菜?
水気を切って皿に盛るとこの通り。ソーメン感覚でめんつゆにつけていただきます。
たくさんできたので、春雨感覚で中華スープにも入れてみた。
ソーメンというより、刺身のつまですなー。水分をずいぶん含んでいて涼を呼ぶ食べ物ではある。
が、少々水っぽい。カロリーも低いのでダイエット向きか。
冷たい鶏のスープに春雨のかわりに入れるのありかも。
決して美味い野菜ではないのだが、人工麺なら非常に高度な技術だと思われるこの野菜の組織が
自然に作られたと思うと、改めて自然というものは人間をはるかに超越したところにあるのだと、
考えさせられる。同時に、ソーメンカボチャなるものが存在する意味も探求してみたくなった。
ドン・タニシ 「メダカー、今日も深いのー。深い指数90%じゃー」
………。梅雨ですから。
カラフルいんげんは早速、この日の予約の蒸し鍋に登場させました。
蒸す前は紫だったいんげんが蓋を取ったら緑に変わっててお客様もびっくり。
そーゆーところも蒸し鍋の醍醐味です。
エコな四角家。
最後に、レフティ・マツウラにお土産。店で煮卵剥いた殻をずっとためておいたもの。
野菜を栽培していると必ずと言っていいほどやってくる根切り虫という悪いヤツがいて、
コイツが大事な野菜を傷つけてしまうらしい。マツウラ農園は無農薬、有機栽培が信条。
当然農薬の類は使えない。根切り虫は卵の殻のようなガリガリしたものが嫌いらしい。
さらにゆうと卵の殻は肥料にもなるので、畑にまくには一石二鳥なのだ。
そうして実った安全な野菜を四角家で調理する。
四角家から出た卵の殻はマツウラ農園の害虫駆除と肥料になる。
まだまだほんとに小さいことだけれど、四角家の小さなエコ活動です。
ドン・タニシ 「メダカー、今日はエーコとゆうのー」
………。僕のヨメはユーコですけど。何か?
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