僕は餃子販促部長。
寒い…。
寒いのでエサを食うのもめんどくさくてヒレをたたんで震えていると、
水面にマコトちゃんカットの不気味な笑顔が現れた。
うわっ!! びっくりしたー。
散髪したてのドン・タニシである。
「メダカ君」
ドン・タニシはいつも僕のことを名前で呼ばず、「メダカ君」と呼ぶ。
「メダカ君、今日から君を餃子販促部長に任命する。任したぞ」
餃子販促部長!? それって何をするんですか?
「餃子を売るんやないか」
僕が?
「君が売らんで誰が売るんや。マクイ君(キマコさんの苗字)は餃子を巻く。
俺は餃子を焼く。君が売るんやないか」
………。
「四角家餃子本舗の売上はメダカ君の双肩にかかっとるんや。しっかり宣伝して売ってくれよ」
はぁ。肩はないんだけど。
かくして僕は四角家餃子本舗の餃子販促部長になった、らしい。
とは言ったものの、僕は四角家の餃子を食ったことがない。
けれど、お客さんが帰りがけに見送りに出たキマコさんに
「おいしかったですー」
「こんなのはじめて食べました」
と声をかけるシーンはよく見る。
お客さんのあの満足げな顔を見ると、僕もちょっとうれしい。
なんだか僕がほめられているみたいで、優越感。
エッヘンとばかりにピチッとはねてみる。
誰も気づいてはくれないけど…。
2009-01-10 13:05
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メダカ君がすごくかわいいです。このお店行ってみたくなりました。香川では有名なの?
by ミサ (2009-01-10 16:07)
うわっ!! コメントがきたっ! 動揺するピチッ。
うれしいな。ミサさんのおうちはどこ?
四角家は高松の商店街から近いんだけど、路地裏の小さい店なんで
地元の人でもまだまだ知らない人がいっぱいいると思うよ。
高松に来ることがあったらぜひ寄ってください。僕が待ってます。
餃子なら通販できるので、よろしく。
餃子販促部長ジュリー初仕事です。
by 白メダカジュリー (2009-01-10 16:34)