ゴージャス過ぎるまかない。 [高松名物 四角家蒸し鍋]
ドン・タニシ 「12月は蒸し鍋予約してようけお客さんが来てくれた。
年も明けたことやし、久しぶりに蒸し鍋の試食しとかなあかん」
キマコ 「賛成!」
ドン・タニシ 「これはあくまでも試食やけんの。
あくまでお客さんのために新しい食材を見つけるための試食じゃ」
キマコ 「はい」
15分ほど蒸し、蓋を開ける。
立ち上る湯気とともに場が和み、笑顔になる瞬間だ。
今日の野菜は、赤大根、紅芯大根、小なす、丹波しめじ、そら豆、ほっこりなんきん、菜の花、
金時にんじん、かぶ、キャベツ、もやし。
蒸し鍋は野菜それぞれの味や食感の違いがよくわかるから、その違いがよくわかりやすいものを
その時期に取れるものの中からチョイスして入れている。
例えば、同じ大根でも辛味の強い外側が真っ赤な赤大根は蒸すと外側がピンク色になって
辛味がほとんどなくなる。外側が緑色で中が赤紫の紅芯大根は糖度が高く、味は大根なのだが
イモのようでもある。見た目もスイカみたいでお客様にも人気の野菜だ。
かぶは大根の仲間のように見えるが火が入りやすく、とろとろになる。
ドン・タニシ 「まずは苦手なかぼちゃから。う~ん、うまい。胡麻ダレもええのー」
今度は小なすに噛み付くと、なかからピユッとなすの水分が飛び出す。
なすにこんなに水分があるのか。金時にんじんも甘い。
こういう鍋を家庭ですると野菜食べない子供も楽しく食べられるし、味や性質の違いがよくわかって
すごくいい勉強になる気がする。
結局、めちゃめちゃ盛ったつもりだったけど、10分もしないうちにぺロッと食べてしまった。
ドン・タニシ 「あー、うまかった」
キマコ 「うし、まけた。モリモリ食べたけど、野菜だからつかえないですね。
まだ餃子も焼豚も食べれるなー」
ドン・タニシ 「これなら自信もって出せるの。マツウラさん、おいしい野菜できたら持ってきて
くださいよー」
2010年第1回四角家蒸し鍋試食会、無事終了。
結論。蒸し鍋、うまいのである。自画自賛みたいだが、ほんとにうまいのである。
健康的だしね。「蒸し鍋食べた日の翌日はやっぱり肌が違うわー」
と言って気に入ってくれてるお客様がいた。そこまで効果があるかどうかはわからないけど、
消化がいいのは間違いない。
「あんたら食べたかっただけやん」と小声でつぶやくメダカであった。
四角家蒸し鍋 【前日までの完全予約制】
●大 4人前 6000円 小 2人前 3000円
※大鍋で3人前 4500円もできます。
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