ベジタリアン・タニシも感動、野菜のカレー。

ベジタリアンを自称するドン・タニシが、野菜がたくさん食べたいと言い出した。
ドン・タニシ　　「この辺で野菜がたくさん食べられるとこはないかな」
キマコ　　　　　「四角家餃子本舗」
ドン・タニシ　　「昼は開いてないやないか。他に？
　　　　　　　　　例えば、野菜のカレーとか、カレーとか、カレーとか…」
キマコ　　　　　「ははーん。カレーが食べたいんですね」
ドン・タニシ　　「…ま、そうとも言う。そんで、野菜のカレーとかどっかないんか？」
キマコ　　　　　「わかりました。わかりました。じゃあ『カフェ・ド・フォワイエ』なんかどうですか？
ドン・タニシ　　「ほっほう。俺に似合うお洒落な店やないか。よし、行こう」

『カフェ・ド・フォワイエ』はもう25年以上前に建てられたファッションビル｢フォワイエビル」の２階。
四角家から徒歩２分くらい。
コンクリート打ちっぱなし、安藤忠雄建築の斬新なビルだ。
今のようなカフェブームでない頃に作られて、今でも新鮮な印象を受ける。
しかも当時からずっと同じスタイルで店があり続けるというのは、
よほどきちんとしたコンセプトの元に作られて、それを受け継いでいくスタッフが
すばらしいかったからだろう。
実際、この店のスタッフは皆さんおしゃれでいつ来ても感じがいい。
この仕事が好きで、一生懸命お客様をもてなそうという気持ちが伝わってくる。
ケーキも食事もおいしくておしゃれで、とっても心地よいのだ。


野菜カレー７００円　(サラダ付)。アツアツで湯気がたっている。食後のドリンクはプラス２００円。
たっぷりのアイスカフェオレ。おいしそうなミルクレープも頼んでみた。

ドン・タニシ　　「おおー。結構なボリュームやのー。しかも野菜がたっぷりやないか。
　　　　　　　　　 うれしーのー」
ドン・タニシもご満悦の野菜カレーはほんとに具だくさん。
玉ねぎ、にんじん、ひき肉、レンコン、ごぼう、ズッキーニ、たけのこ、わらび、大豆、
こんにゃく、おあげ…。とにかくすごいのだ。これは健康的。
しかもこんなに具がごろごろ入っているけど、決して庶民的な家庭の味ではない。
しっかり大人の辛さもあってよそゆきの味なのだ。
これで700円とは、ほんにうれしいでないの。
珍しく、ドン・タニシがたいそう気に入った。
ドン・タニシ　　「パスタもうまそうやのー。これなら月イチで来てもええのー」
この日、２時過ぎに行ったのに、お店はほぼ満席だった。おいしそうなパスタは売り切れていた。
ま、いずれにせよ、目的のカレーが食べられてよかったし、次のお目当てもできたのだった。

ここは、ケーキも人気。きれいに層になったミルクレープは崩すのがもったいない、と言いつつ、
がっつり崩して食べる。甘さ控えめでクリームもうまい。
やさしいケーキだ。

本人以外、お客様が全員女性なのに少しひるんだが、自分好みのうまそうなカレーが出てきて
ちょっとなごむドン・タニシ。

「るるるん♪…」小さな鼻歌が聞こえた。

カフェ・ド・フォワイエ
高松市鍛冶屋町5-18 Foyerビル 2F
電話 [phone]