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第6章 「四角家餃子本舗」オンラインショップ開店。 [四角餃子開発物語]

2009年1月。
実店舗のオープンより一年後、かねてより進めていた「四角家」のホームページが立ち上がる。
それはつまりオンラインショップのオープンでもあった。
当時はあまりNETの知識に明るくなかったので、ホームページのページ立てやレイアウト、
原稿等をキマコさんが手書きで作り、制作はそれを元に業者さんにお願いした。

1月7日に開設すべく、業者さんが準備を進めてくれていた直前の1月5日、
担当の方が慌ててやってきた。

担当  「実は今7日に立ち上げようとテストしているんですけど、注文が入ってきたんです!
      どうしましょう?」
タニシ 「ええっ、アドレスも何もまったく発表してないのに?」
担当  「すいません。テストでアップした時に偶然入ったみたいなんです。横浜の方なんですけど」
タニシ 「どれどれ。おー! シュウサク君やないの!」
担当  「お知り合いですか?」
タニシ 「同級生なんよ」

もちろんのことながらアドレスも発表してないのだけれど、ずっと気にかけてくれていたようで
店を検索してたら偶然テストアップしたタイミングで閲覧でき、購入してくれたのだった。
しかしテスト中のタイミングでつながるなんて奇跡!
記念すべきオンラインショップ購入第一号が同級生とは。思いがけないうれしい出来事であった。
こうして「珍包」「海包」「福包」「山包」の4つの四角い餃子は全国へとデビューする。

4種餃子.jpg

ここまで読んでいただいた方には四角餃子の特異な作り方がわかっていただけた
と思うが、四角餃子には共通するベースがない。
餃子の種類が多数ある店でも、同じあんをベースに入れる食材を変えるだけ、
もしくはトッピングを変えるだけでバリエーションを増やしていることが多い。
なぜなら一つ一つ作り方や味まで変えてしまうと非効率的だから。
それに味をそれぞれ変えるというのは非常に難しい。だからこそ、そこにはこだわりたかった。

まずメインの肉及び海鮮を選び、次にそれに合う野菜を選択する。
そこからその組み合わせを最大に生かした味を考える

だから一つ一つ、まったく違うものが生まれる。
ナンバー1にならなくていい、オンリー1を目指したかった。唯一無二の餃子。
それが四角家の餃子なのだ。

次回、「牛包」の誕生。
タグ:四角家
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サントリー実藤

餃子開発秘話、楽しく読ませて頂いてます!
続きが楽しみです!
by サントリー実藤 (2017-03-14 07:55) 

白メダカジュリー

お久しぶりです。読んでいただいて光栄です。
いよいよ明日からS支店長が登場します。
御無礼、先にお詫びしておきます。(^_^;)

by 白メダカジュリー (2017-03-14 18:30) 

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本場さぬきうどんは合田照一商店
四角い餃子を注文する

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