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伝説のラーメン屋「笑店」が復活か!? [ドン・タニシの香川るんるんグルメ日記]

久々のブログである。「四角家」、しばしやんごとない事態に陥っていたのである。
怒涛のひと月を簡単に話すとこうである。
6月27日、日本放送の「ヒルナンデス!」という番組で
四角家餃子本舗の「海包(はいぱお)」が紹介されたのだ。
「ヒルナンデス!」はご存じ月~金の昼の情報バラエティとして放送している、
ナンチャン司会の番組。この日は全国の餃子を食べ歩いたという餃子の達人とやらが
登場し、達人おすすめの餃子を紹介するというコーナーがあって、
珍しさNo.1!として「海包」を紹介。ゲストともに試食するというものであった。
うちの餃子を食べてくれたのは小森純ちゃん。
「四角家」初の全国放送デビューと言うことで、ドン・タニシとキマコ嬢、
デザイナーのムッ君の事務所に弁当まで持ってテレビを見に押しかけたのだった。
「せっかくだから高松出身のナンチャンのコメントも欲しかったですね」などと言いながら
のんびり歩いて帰ってくると、いきなり大阪から鹿児島からと問い合わせのお電話が。
胸騒ぎがしてドン・タニシパソコンを立ち上げて「おおー!」と叫ぶ。
今まで見たこともないような数の餃子注文メールが届いているではないか。
そんなときに限ってイートインの予約もいっぱい。
うれしい悲鳴を叫ぶ余裕すらなく、ただひたすら注文をくださったお客様に感謝しながら
もくもくとほんとにもくもくと餃子を包み、発送作業をこなす二人だった。

ようやく体制が整い、発送作業も完全にコントロールできるようになったこの日、
久しぶりの遠出をする。
ドン・タニシ、その店の存在を知った日からずっと食べたかったラーメンと、
店を始めてからずっと会いたかった人に会うために。

高松からだと、県道10号線、通称長尾パイパスを東へ走り、
「ヒサマート」の手前を左へ折れる。
ほどなくして見えてくる三木中学校の前を抜けると、正面に見えてくるのが
地元の人気ラーメン店を作った、株式会社福一の本社事務所と工場だ。
この工場に併設して、一日わずか90分しか営業しないらぁめん屋がある。
「らぁめん工房 笑店」
なんでも帰郷した二代目ケンタロウ君が今年4月に始めたばかりの店らしい。

●あっさり醤油らぁめん 410円(並)                ●こってり醤油らぁめん 500円(並)
あっさりらぁめん.jpgこってりらぁめん.jpg
●焼き餃子(5個) 260円
焼き餃子.jpg笑店店長2.jpg奥様.jpg
●いい顔をしてらぁめんを作るケンタロウ君。気持ちの入ったていねいな仕事ぶり。
笑店店長.jpg
ドン・タニシ、サラリーマン時代には手広く広告の
仕事をしていたが、株式会社福一にはとりわけ
思い入れがあったため、ラーメンのことを
深く知ろうと食べ歩いたこともあった。
お世話になった社長の二代目が店を始めたと
知ってはいてもたってもいられなかったし、
久しぶりに社長にも会いたかった。
忙しくてなかなか休めず、
この日は念願のラーメンツアーだったのだ。

4月にオープンしたばかりとはいえ、
清潔感のある店内。
カウンター7席のみで、メニューは醤油らぁめんが
2種類と焼き餃子とご飯というシンプルなもの。
社長の奥様が手伝っている。
なんだか食べる前から、らぁめんに対する真摯な
姿勢というかこの店のピュアな雰囲気が伝わってくる。

まずは焼き餃子 (5個 260円)。もともと「ぜいたくラーメン福一」は餃子も定評がある。
薄い皮に新鮮な具がたっぷりでうまい。味もしっかりついているので何もつけずとも、
もしくは酢だけでもオッケー。

こってり醤油らぁめん (並500円、大630円)。
極細ストレート麺を使った濃厚コク味。ちょうど前日にまかないで香港麺を食べたところだった
のだが、同じくらい細い。この細い麺にいい感じでからむ、コクがあるけど意外とあっさりなスープ。
うまい。以前、神戸の一風堂で食べた白丸元味を思い出した。

あっさり醤油らぁめん (並410円、大540円)。
もっちりちぢれ麺を使った懐かし醤油味。透明感のあるスープにがつんと醤油と調味油が
加わわり、あっさりというひとことでは言い表せない深い味わい。
そのスープの中から出てくる麺と言ったら! もちもちっとした平麺。この麺、弾力があるばかりか
舌を誘惑するようななめらかさがある。こんな麺は初めてだ。

もちろんのこと、いずれも隣の工場で開発された自家製麺である。
うまいチャーシューも、食感が素敵な極太メンマも!
スープは鶏ガラ、豚骨に魚介や野菜などを加えた完全オーガニック。
天然素材で一定の味を出すのは簡単なことではないと思うが、そこはさすが福一さん。
久しぶりに魂の入ったうまいらぁめんを食べさせてもらった。58年笑店.jpg
やるでないか、ケンタロウ!

店に飾られた、創業当時の「ぜいたくラーメン笑店」の写真。
高松市亀井町で5年間営業した超人気店だった。
未だに、その名前は忘れても
「国税局の前のうまいラーメン屋」として語り継がれる
伝説のラーメン屋。
現在、「ぜいたくラーメン福一」はすべてFC店。
直営の飲食店はここ「らぁめん工房 笑店」だけである。

笑店店内.jpg福一社長.jpg福一お土産 .jpg

食べた後、事務所に案内してもらい、久々の再会を懐かしむドン・タニシ。
10年ぶりくらいに会う福一社長は、経営者と職人を極めたいい顔になっていた。
現在、若い戦力が加わって商品開発に新たな野望を燃やしている。
創業当時から麺にはこだわりがあるようで、今、讃岐の夢2000を使った生パスタを開発中。
今回、お土産にいただいたので近々試してみよう。
ちなみに、余談ではあるが、社長の福一稔(ふくいちみのる)さんは本名である。
名前を超える魂をもった人である。

「一杯入魂」と掲げる店は多いけれど、本当に魂の入ったラーメンにはなかなか
お目にかかれない。「笑店」、思わず笑顔になれる店です。
笑店工場前.jpg
らぁめん工房 笑店
   住所●木田郡三木町氷上17-1
電話番号●087-898-2917
営業時間●11:30~13:00
  定休日●毎週火曜、第一水曜
※お冷と食器返却はセルフで。お会計は食後。7席のみのお店なのでマナーよくいただきましょう。

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本場さぬきうどんは合田照一商店
四角い餃子を注文する

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